今回は投資信託で資産を増やす方法についてです。
※あらかじめ言っておきますが、投資の世界に絶対はありません。
僕が今回紹介したやり方で投資しても資産が減ることはあります。
「投資は自己責任」これが鉄則です。
逆説ですが「絶対勝てる投資法」みたいな情報は鵜呑みにしないよう気をつけましょう。
むしろそういうものほど「これも勝つための投資ですから」などとほざき、巧みに高額なお金をふんだくろうとします。
不動産投資でも株式投資でも絶対に勝てる投資など存在しません。
少し前置きが長くなりましたが、このことを念頭に置きつつ、読み進めてもらえれば幸いです。
ということでこの記事では「株式投資で資産を増やしたい」という方に向けた解説をしていきます。
投資を始める前に見直しておきたいこと
株式投資の話に入る前に見直しておいてほしいことがあります。
それが『支出の管理』です。
「俺はお金を増やして遊びたいんだ、我慢して節約しろってのか?」という声が聞こえてきますね(笑)
その通りです。
お金を増やしたいならお金を無駄に減らさないことから考えるべきです。
風呂にお湯を溜めたいのに栓を開けたままにしていては永遠にお湯が溜まらないのと同じです。
あなたも風呂にお湯を張るときは栓を閉めてからお湯を出しますよね?
それと同じことで、財布も紐を締めてからお金を入れることを考えましょう。
支出を見直すにはまず固定費を見直すことから始めるといいでしょう。
固定費の見直し方についてはこちらの記事をご覧ください。
どんな投資信託に投資するか
支出を見直し、入金力を確保したら次はどんな投資信託に投資するかです。
これは結論から言ってしまうとS&P500という指数に連動しているインデックスファンドかつ手数料の安いファンドです。
「訳分からん単語めっちゃ出てきた」という方のために1つずつ説明します。
インデックスファンドとは
投資信託というのはファンドという資産運用会社が運用しています。
ファンドには種類が2つあり、インデックスファンドとアクティブファンドというものがあります。
インデックスファンドというのは経済指数(S&P500やNASDAQなど)に連動するように機械的に銘柄を組み合わせて運用する会社です。
簡単に言えば、工場で作る弁当のような物です。
工場で機械に全て任せて作るので失敗することは少ないし、手数料も低く抑えられるというわけです。
アクティブファンドというのはインデックスファンドに勝つためにプロの投資家があれこれ銘柄を組み替えて運用する会社です。
簡単に言えば、お弁当屋さんのおばちゃんが自分であれこれ考えて組み合わせる弁当です。
味はともかくとして、人の手でやるから失敗することはあるし人件費もかかります。
これら2つの運用会社に投資することをそれぞれインデックス投資、アクティブ投資と言います。
そして、初心者がやるならおすすめなのは圧倒的にインデックス投資です。
しかし、銀行に行くとほぼ確実にアクティブ投資を勧められます。
それはなぜか?
あなたから手数料ふんだくりたいからです。
「投資をするなら銀行に行くな」ということです。
「プロに聞けば安心だ」と思っているとあなたも手数料をふんだくられます。
金融、保険に関してはプロに聞いてはいけないんです。
彼らはあなたから手数料、保険料をふんだくるプロなんです(笑)
不安を煽って煽って契約にこぎつける。
「でもあの営業の人はいい人だから」と言いますが、そりゃ良い人にもなります。
「お金がたくさんもらえる」のだから。
こう考えると恐ろしいもんですね(笑)
その話はおいおいさせてもらうとして、初心者におすすめなのはインデックス投資です。
もっと言うと米国のインデックス投資です。
アメリカは世界一の経済大国です。
「アメリカが滅びたらどうすんの?」という人もいそうですが、アメリカが滅びるときは世界も滅びる危機と言ってもいいでしょう(笑)
為替リスクを考慮して日本に投資してもいいんですが、日本には優秀なETFやインデックスファンドがないので初心者にはあまりおすすめできません。
というより僕も教えてほしいくらいです(笑)
とにかく初心者には米国インデックス投資をおすすめします。
なぜインデックス投資がいいのか?
「インデックス投資の魅力ってなんなの?」
ここまで聞くとこんな疑問が浮かぶと思います。
インデックス投資の魅力は大きく3つあります。
①分散が効いている
投資の世界で分散を効かせるというのは鉄則中の鉄則です。
これは銘柄を分散させるのもそうだし、時期を分散させることも言います。
インデックス投資は先述したようにある指数に連動するように銘柄をたくさん組み入れているので幅広く分散されています。
S&P500という指数はアメリカの上位500銘柄の指数なので500社に分散して投資していることになります。
これを自分で1つ1つ投資していたらとても管理できないですよね(笑)
より、分散を効かせるためには「ドルコスト平均法」を取り入れましょう。
これは「時期の分散」を図るもので毎月一定額分の投資をします。
例えば毎月3万円と決めたら毎月3万円分、ファンドに投資します。
こうすると、例えば4月は株価が高くて少ししか買えなかったが5月は安かったのでいっぱい買えたという感じで、高い時も安い時も買えます。
米国インデックスは株価の上下をしつつ右肩上がりになっていくので、例えば高いときに一気にドカ買いしてしまうとその後下落して含み損を抱えてしまうことがあります。
含み損というのはまだ確定していない損のことです。(売却しなければ損は確定しないため)
ぶっちゃけ含み損なのでいいんですが、できれば割安に買いたいですよね。
ドルコスト平均法であれば、高い時も安い時も買うことになるので割高で買うこともあれば割安で買うこともあるので結果的にトントンで買えるという感じです。(もちろん長期投資前提での話です。)
②手数料が安い
米国インデックス投資は信託手数料が安いものが多いです。
信託手数料は年間に投資している金額に応じてかかるものなんですが安いもので0.08%など0.1%を切ります。
100万円分保有していても年間1000円もかからないということです。
その上リターンもしっかりたたき出してくれます。
これに引き換え、悪質なアクティブファンドというのは信託手数料で1%を超えるもの多く、その上成果報酬なんてものも取ろうとするファンドもあります。
正直そんなものゴミファンドです(笑)
ちなみに日本の資産運用会社は利用者から高額な手数料を取ったことで金融庁のお叱りを食らったこともあるそうです。
ちなみに「1%なんて大したことなくない?」と思う方もいるかもしれませんが、投資の世界で1%を甘く見てはいけません。
信託手数料1%のファンドに1000万円預けていたら年間10万円持ってかれることになります。
これがアクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由です。
手数料が高いがゆえに、その手数料分インデックスファンドに負けるのです。
世界一の投資家『ウォーレン・バフェット』も妻には「私が死んだら全財産をインデックス投資に入れなさい」と言っているそうです。
ちなみにウォーレン・バフェットの純資産は1102億ドルだそうです。
日本円で10兆円を超えてます。もはや訳分からん世界ですね(笑)
③安定した右肩上がり
インデックス投資は過去の推移から見ても安定した右肩上がりを見せています。
一時的な暴落はあれど、長期的に見ればきれいな右肩上がりを描きます。
これは分散が効いているというのもあるのですが、やはり経済大国アメリカの力です。
もちろん今後のアメリカが今までと同じような経済成長を見せるかと言われると先のことは誰にもわかりません。
しかし、過去の実績から見ても米国インデックスに投資することが『明らかな間違い』とは言えないでしょう。
まとめ
まとめると以下のとおりです。
投資を始める前に支出を見直そう
初心者は米国インデックス投資がおすすめ
理由は分散が効いていて、手数料が安く、今後も右肩上がりに推移していくことが見込めるから
ということでした。
今回初めての投資に関する話でしたがいかがでしたか?
「わかりにくい」「ここ違くない?」というものがあればご指摘いただけると幸いです。
あなたも投資の基本をしっかり押さえて資本家に仲間入りしましょう^ ^
決して銀行に行ってはダメですよ。
知識のないまま銀行に行くのはボクシングができないのにリングに上がるようなものです。
訳のわからぬまま、契約させられて手数料ふんだくられて終わりです。
もし、投資の勉強をしたいという方はこちらの本を読んでみてください。
この本はこのブログでも何度か紹介させてもらっているのですが本当に良書です。
「金融教育の受けてこなかった日本人の金融リテラシーを上げよう」という理念で活動されている著者が誰にでもわかるように金融について教えてくれます。
マンガっぽい本なのでぶっちゃけあんま期待してなかった(超失礼。申し訳ありません。)ですが、読んでみると本当に目から鱗の情報ばっかりでした。
よかったら一度手に取ってみてください^ ^
(ちなみに僕は回し者でもなんでもないです。本当に良いと思ったものをみなさんの手に届けたいだけです(笑))
ということで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました^ ^