今回は「ドルコスト平均法とはなにか」と「投資初心者にドルコスト平均法がおすすめ理由」について解説します。
「ドルコスト平均法ってなに?」
「投資初心者でなんもわからんのだけどおすすめな投資方法ない?」
こんな疑問や悩みをお持ちの方はぜひ最後までご覧ください^ ^
ちなみに僕のプロフィールはざっと以下のとおりです。
・筋トレやお金の勉強が好きで毎日読書やYouTubeで学んでます
・2030年までのセミリタイアを目指す
・2021年現在の資産は100万円ほど(まだ少ないですがコツコツやっていきます)
・2020年に住宅を購入
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは一定の期間ごとに一定の金額分ずつ資産を積み立てる投資法のことです。
例えば、「毎月1万円ずつ投資信託を積み立てる」といった手法です。
ちなみにこの手法は長期投資が大前提で、短期に利益を上げることは考えていません。
一般的にリスクが小さく初心者にもおすすめしやすい投資法と言われています。
では、ドルコスト平均法のメリット・デメリットは何なのか?という話をしていきます。
ドルコスト平均法のメリット
ドルコスト平均法のメリットは大きく3つです。
①確実に資産が積み立てられる
②管理が楽
③失敗しにくい
1つずつ説明していきます。
①確実に資産を積み立てられる
1つ目のメリットは確実に資産を積み立てられることです。
どういうことかと言うと毎月決まった額を投資するので気分や感情に流されないということです。
これが例えば、普通に暮らして余ったお金を投資しようというやり方だと「今月はお金使い過ぎて投資に回すお金がないよ」という月も出てくる恐れがあるということです。
ドルコスト平均法なら給与天引きやクレジットカードから毎月自動で払い込みなども設定できるのでこの「使い過ぎて投資できない問題」は発生しません。
つまり、毎月3万円と決めたら3万円が毎月確実に投資されていきます。
「貯金が苦手」とか「ついつい有り金前部使っちゃう」という人にはおすすめの手法です。
ちなみに貯金が苦手という方はこちらの記事を読んでみてください。
お金の使い方を改善できると思います。
②管理が楽
2つ目のメリットは管理が楽だということです。
基本はほったらかしでOKなのがドルコスト平均法の良いところです。
というのも後述しますが、基本的に売ることは考えないのでチャートを把握しておく必要がないためです。
これが例えば、売買をしまくって利益を上げる短期投資の場合はこうもいきません。
常に株価をチェックし、的確なタイミングで売買をしなければ成果を挙げられないからです。
ほったらかしで運用できれば、他のこと、例えば副業にも時間が割けるのでこのメリットは大きいかと思います。
③大きな失敗をしにくい
ドルコスト平均法は投資先さえ間違えなければ大きな失敗はしないと言われています。
例えば、倒産寸前の企業の株をドルコスト平均法で積み立てても倒産してしまえば積立はパーですが、優良なインデックスファンドに積み立てれば負けることはほぼないでしょう。(※絶対100%確実にとは言えませんが)
インデックス投資とは現代の投資の最適解とも言われているほど安定的に良い結果をもたらしてくれます。
インデックス投資についてはこちらの記事をご覧ください
ドルコスト平均法が失敗しにくい理由は「投資時期の分散」ができるからです。
どういうことかというとドルコスト平均法は先述したように毎月一定額分積み立てる方法です。
投資先の株価が多少上下しようが、長期的に見て右肩上がりにさえなってくれれば、高い時は少なく買い、安い時はいっぱい買う、という感じになるので大きく損することはなく、少しずつ勝てるという投資法です。
ドルコスト平均法のデメリット
「ドルコスト平均法のメリットはわかったけど当然デメリットもあるよね?」と聞こえてきそうなのでデメリットも解説します。
おっしゃるとおり、当然デメリットもあります。
それがこの2つです。
①100点は取れない
②時間を味方にしにくい
①100点は取れない
1つ目のデメリットは100点は取れないということです。
どういうことかというと先述したように高いときも安いときも買うので、最高額の儲けは得られないということです。
テスト勉強みたいなもんですね。
苦手科目にもちゃんと時間を割く分、得意教科で100点は取れないという感じです。
逆に言えば得意科目で100点を取ろうとすれば、苦手科目は赤点を取る可能性があるということです。
赤点とは投資で言えば赤字、つまり損のことです。
得意科目に全振りというのは投資で言えば、キャピタル狙いの短期投資やFXのようなものです。
キャピタル狙いとは株価が安い時に買って高くなったら売るという世間でよく言う株式投資ですね。
ドルコスト平均法も大きなくくりでいえばキャピタル狙いですがお金を生み出す方法が違います。
短期投資は割安に株を買い高くなったら売る、いわゆる株価のが上がった分だけ利益になります。
長期投資はコツコツ積み上げて、積み上げた膨大な資産がさらに成長することでその上澄みだけで暮らしていくもしくは少し贅沢をするというものです。
短期投資はチャートを見極めて売買する→自分が働く
長期投資はコツコツ積み上げた資産がさらなるお金を生む→お金に働いてもらう
こんな感じです。
少し話が逸れましたが、ドルコスト平均法では100点は取れないけど70〜80点を狙うと言う方法です。
②時間を味方につけづらい
投資において『時間』は重要です。
例えば、元本100万円を利回り6%で運用した場合、倍になるのに12年かかります。
つまり、100万円増やすのに12年かかるということです。
これが元本1000万円になったらどうでしょう。
100万円増やすのにかかるのは2年弱です。
なにが言いたいかと言うと、お金があるなら最初に大きく突っ込んでしまった方が大きく増える可能性があるということです。
しかし、これにはリスクがあります。
例えば、あなたに有り金1000万円あったとしてそれを全て一気に投資した直後に暴落した場合です。
資産は一気に500万円まで減ることもあります。
それなら暴落したあとに買えば良かったとなりますよね。
こういうリスクがあるので一概にどちらが良いとは言えません。
暴落するタイミングがわかるならそれまで待って暴落したのち、1000万円ぶち込めばいいのですがそこからさらに暴落したりする可能性もあるし、そもそも暴落のタイミングなど誰にもわからないのでそんなことを待っていたらいつまで経っても投資できません。
考え方によりますが、「リスクがあっても利益を最大化したい」なら一回に全て注ぎ込めばいいし、「なるべくリスクは減らしつつも資産を増やしていきたい」ならドルコスト平均法を取り入れるというようにしましょう。
ドルコスト平均法の取り入れ方
ここからはドルコスト平均法の実際の取り入れ方についてです。
ポイントは2つです。
①いくらずつ積み立てるか
②投資先はどうするか
それぞれ見ていきましょう。
①毎月いくら積み立てるか
1つ目は毎月いくら積み立てるかです。
これは積み立てる目的によります。
例えば僕の場合は2030年までにセミリタイアしたいので年間300万円積み立てる必要があります。
これは月10万とボーナスで大体これくらいになります。
セミリタイアやFIREと言われる自由な生き方についてはこちらの記事で解説しています。
ざっくりですけど、こんくらいざっくりでもいいのでまずは投資をする目的を考えましょう。
ただ「将来が漠然と不安だからお金を貯めたい」だけでは積立が負担にしかなりません。
なので、できればポジティブな目的がいいですね。
「老後を悠々自適に暮らしたいからそれまでに3000万円貯める」とか「会社をやめて自由に暮らしたいから10年以内に5000万円貯める」などです。
僕の場合は後者に近いです。
雇われの身では本当の幸せは手に入れることができないと思い、もっと自由に暮らしたいけどそのためにはお金が必要と言った感じです。
会社員という生き方を批判するわけじゃないですよ(笑)
ただ、僕には合わないというだけで優劣を言っているわけではないです。
「野球とバスケは違う競技だよね」という話をしているだけで野球はつまらないとかそういう話はしていません。
話が逸れましたが、「いつまでにいくら貯めてどうしたいか」を決めることで毎月積み立てる必要な額がわかるのでまずは目的の把握から始めましょう。
このとき無理な計画を立ててしまわないように気を付けましょう。
まずは支出を見直してこれくらいあればそれなりに満足に暮らせるというラインを知りましょう。
その辺の話はこちらの記事を参考にしてみてください。
②投資先はどうするか?
「積立の目的も決まって毎月の投資額は決まったけどどこに投資すればいいかわかんない」
こういった方にどうやって投資先を選べばいいかポイントを解説します。
ポイント①買付手数料が無料な投資先
ポイント②分散が効いているインデックスファンド
ポイントはこの2つだけです。
1つずつ見ていきます。
ポイント①の買付手数料が無料というのはドルコスト平均法においてはかなり重要なポイントです。
というのもドルコスト平均法は必然的に毎月1回買いを入れるので買付手数料があるといわゆる手数料負けをしてしまうからです。
ドルコスト平均法で積み立てる上でこれは絶対条件だと覚えておきましょう。
ポイント②は分散が効いているインデックスファンドに投資するということです。
ドルコスト平均法は同じファンドや銘柄に投資し続ける手法なので、先述したように投資時期の分散はされていますが、投資先の分散はされていません。
これを補うために複数の銘柄を運用しているインデックスファンドに投資しようということです。
そうすれば投資時期の分散にも投資先の分散にもなります。
より失敗しにくい投資になるということです。
ドルコスト平均法でおすすめのインデックスファンド
「なんかごちゃごちゃ言うとるけど結局どんなファンドがええの?」
という方のためにおすすめのファンドも紹介しますが、「投資はあくまで自己責任」ということは忘れずにお願いします。
僕が良いと言ったとか投資の神様ウォーレン・バフェットが良いと言ったとしても投資に絶対はないので「おまえのせいで損したぞ」と言われても困るということですね。
これは悪質な投資詐欺に引っかからないためにも大事なことです。
情報の鵜呑みは避けましょう。
ということで僕のおすすめの投資信託は
・楽天全米株式インデックスファンド
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
この2つです。
楽天全米株式インデックスファンドはアメリカ全体(約4000銘柄)をこれ1つで買えるという、まさにアメリカ全体に投資するというものです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はS&P500というインデックスに連動することを目指しており、簡単にいえばアメリカの上位500社に投資するというものです。
どちらも買付手数料は無料、信託手数料も0.2%以下とかなり優秀です。
ちなみに信託手数料が0.4%を超えたら高いと思ったほうがいいです。
「ちょっとした違いでしょ?」と思うかもしれませんが、長期投資を前提とする場合はこのちょっとした違いが後々大きな違いになります。
ここはシビアに行くべきでしょう。
そして、この2つはどちらも楽天証券から買うことができます。
楽天を使ってる人は楽天市場での買い物ポイントがさらに1%プラスされるし、ポイントやクレジットカードでの積立もできるのでかなり使い勝手はいいです。
口座開設だけなら無料だし、優良な投資先も豊富に揃っているので、まだ証券口座を持っていない方はぜひ使ってみてください。
ちなみに証券口座を持っていないお金持ちはいません(笑)
お金持ちになりたいなら証券口座は必須です。
まとめ
今回の記事をまとめると、
ドルコスト平均法は、100点は取れない、時間を味方にしづらいと言ったデメリットはあるが、リスクが少なく、管理が楽で、失敗しにくいという投資初心者には大きなメリットがある。
毎月の額を決めるには投資をする目的「いつまでにいくら貯めてどうしたいか」を決める必要がある。
投資先は買付手数料が無料かつ分散が効いているインデックスファンドに投資しよう。
この2つを満たしていておすすめなのが、楽天全米株式インデックスファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2つ
以上がまとめです。
最後に念押しで言っておきたいのが投資は自己責任です。
これは僕が責任を取りたくないから言ってるんじゃなくて、みなさんに詐欺まがいの投資商品を掴まされるようになってほしくないから言っているのです。(責任も取りたくないですけど笑)
投資のみならず、なにかの情報を得るときは多少疑いの目を持つことも重要です。
これがないと騙されて損をすることになります。
友達や親でさえよかれと思ってあなたに間違った情報を与えてしまうことがあるのです。
大学は出ておいた方がいいなんていう多くの親の教えもまさにその典型です。
いまの時代、大学を出てなくても稼げる方法はいくらでもあります。
親の世代は良い大学を出れば良い会社に入れる、良い会社に入れば給料をたくさんもらえるので良い人生が送れるという時代できた。
しかし、今は違います。
稼ぐ力、スキル、知識があれば個人でも稼げる時代です。
YouTuberがこれだけ台頭するなんて10年前に予想していた人がいたでしょうか?
変化の激しい時代、情報はよりよく生きるための武器です。
しっかり情報を取捨選択する力を身につけましょう。
当然ですが、僕が発信してることを全て疑えと言うわけじゃないですよ(笑)
僕は1つの解を紹介しているだけで100%正解だとは思わないでくださいねということです。
もちろん情報は全力で発信していますが、一人一人の最適解は違いますし、ある目的に対して絶対的な間違いがあるというのも事実です。
例えば、「コツコツお金を増やしたい」と言う人に「それならパチンコをやるといいよ」なんていうのは明らかな間違いですよね(笑)
ということで今回は以上になります、
最後までご覧いただきありがとうございました^ ^