資産形成

【FIRE】早期退職し自由を獲得するためにすべき4つのこと【目指せリタイア】

今回は経済的自立をし、早期退職するためにやるべきことを解説していきます。

「アーリーリタイア」とか「FIRE(financial independence,retire early)」という生き方についてですね。

「会社を辞めて自由に暮らしたい」

「職場の人間関係とかしんどいし、自由に働きたい」

こういった想いがある方はぜひ最後までご覧ください。

筆者のプロフィール

・筋トレやお金の勉強が好きで毎日読書やYouTubeで学んでます

・2030年までのセミリタイアを目指す

・2021年現在の資産は100万円ほどです(まだまだですがコツコツいきます)

・2020年に住宅を購入

リタイアするのに必要なこと

結論から言うと、リタイアするのに必要なことは

①無駄な支出をなくす

②年間支出の25倍の資産を貯める

③投資をやる

④稼ぐスキルを身につけておく

の4つで、①から順に大切なことになっています。

無駄な支出をなくすのはリタイア前においてもリタイア後においても重要なことです。

逆に稼ぐスキルは絶対に必須というわけではありません。

リタイア後は完全に仕事を辞めて事業もしてないという人もいます。

ただ稼ぐスキルはないよりあった方がいいですね。

では、1つずつ見ていきましょう。

無駄な支出をなくす

無駄な支出をなくすことがリタイアへの第一歩です。

リタイアまでに必要な期間を決定づけるある数字があります。

それは『年収』でも『投資の利回り』でもありません。

リタイアまでの期間を決定づける最も重要な要素は『貯蓄率』です。

『貯蓄率』とは収入に対してどれくらい貯蓄や投資に回せているかの割合のことです。

この貯蓄率が高ければ高いほどリタイアまでの年数は短くなります。

例えば、あなたが年収1億円でも年間支出が1億円では永遠にリタイアできません。

逆に年収1億円で年間支出400万円なら1年でリタイアすることも可能です。

年収が高ければ貯蓄率も高めやすいので、年収が高ければリタイアまでは早そうですが、年収を高めるだけではリタイアできないということです。

バケツに水を溜めたいのに穴が空いていれば水が永遠に溜まらないのと同じことですね。

ちなみに貯蓄率50%というかなりの優良家計でもリタイアには15年前後かかります。

これを聞くと、「そんなに節制しても15年もかかるのか」と落胆するかもしれませんが、そんなあなたにおすすめしたいのは「セミリタイア」です。

これについては後ほど説明します。

何はともあれ、リタイアして自由な暮らしを得たいなら『貯蓄率』に目を向けましょう。

『貯蓄率』を高めるためには無駄な支出を減らすことから始めるべきです。

というのも、先に所得を上げるようなことをしても支出が最適化されていなければ知らず知らず支出も高くなりがちです。

まずは、所得を増やす前に『支出の最適化』から始めましょう。

無駄な支出を減らす方法についてはこちらからどうぞ。

支出を減らして無理なくお金を貯める方法【見直すべき5つの支出】 今回は支出を減らしてお金を貯める方法について解説していきます。 「貯金が全然貯まらん」 「将来のためにお金を貯めたいけどな...

年間支出の25倍の資産を貯める

「リタイアするためにお金が必要なのはわかったけどいくら貯めればいいの?」そんな疑問をお持ちの方にシンプルな数字を持ってきました。

ずばり、「年間支出の25倍」です。

例えば、あなたの年間の支出が300万円だとしたら7500万円あればリタイアできるということです。

ちなみにこれは「4%ルール」というリタイア後の出口戦略に基づいています。

「1年間に資産を切り崩す額を総資産額の4%以内に抑えれば、95%の確率で30年後も資産は残っている」というデータに基づいたルールです。

ちなみにこれは貯めた資産をインデックス投資などに投資していて、年間利回りが5%以上見込めるときの話です。

「インデックス投資とは」という話についてはこちらこらどうぞ。

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95%の人は資産が残っていたということは5%の人はリタイア直後に暴落に見舞われて資産が底をついてしまったようですが、、

これに対する策は後述しますが、「稼ぐスキルを身につけておくこと」です。

稼ぐスキルがあれば暴落時でも資産を取り崩すことなく、やり過ごせるので生き残る確率はさらに高くなります。

また、現金を多めに持っておくという手もありますがあまりおすすめしません。

というのも、暴落というのは4、5年続くこともあります。

生活費5年分のキャッシュというと人によっては1000万円を超えるので、預金で寝かせておくには少々もったいない額だと個人的には思います。

なので、暴落時でもお金を稼ぐ手段を持っておくほうが得策だと言えます。

リタイアのために必要な資産についてはこちらの記事でも解説しています。

FIRE達成にはいくら必要か
【FIRE】リタイアのために必要な資産いくら?ずばり生活費の25倍です【超シンプル】 今回はFIREを達成するにはいくら資産が必要なのか?という問いに迫っていきます。 「FIREを目指したいけどいくら貯めればいいの...

投資をやる

投資は必須ではないですが、しておいた方が生存確率が高くなります。

例えば、年間支出が400万円の人が総資産1億円でリタイアすれば単純計算25年は維持できます。

しかし、事業所得や資産所得がなければほぼ確実に25年で貯金は底をつきます。

インフレ率も考慮するとさらに早くなくなるでしょう。

これが1億円を投資していた場合はどうでしょう。

例えば、インデックス投資をしつつ金融資産として1億円貯まっているとします。

投資から得られる平均利回りが5%だとすれば、年間の取り崩す額が4%なら資産は減るどころか、むしろ増えていきます。

つまり、暴落時に資産を売りまくるようなことをしなければ、資産を増やしつつ労働もせず暮らすことができるのです。

ちなみに投資をせずともリタイアしている人もいますが、僕は投資はやっておいた方がいいと思います。

たしかに暴落というリスクはありますが、それよりも大きなリターンが期待できるからです。

冷静に考えて、インデックス投資の年間の平均利回りは5〜7%なのでリタイア後も4%ルールを忠実に守っていれば、資産は減りません。

暴落したときは引き出す割合を3%に下げるなどして足りない分を少しバイトをしたり、個人で稼ぐ事業(Uber Eatsなど)で補填するというのも手です。

また、1億円を投資をせずに貯めて、1億円一気に高配当株に投資するという方法もありますが、あまりおすすめしません。

投資は知識も大事ですが経験も大事です。

種銭が小さいときから投資をしていて、暴落も経験したことある人は暴落しても冷静さを失いません。

経験がない人がいきなり千万や億という単位のお金を運用することは野球のど素人がプロ野球の舞台でバッターボックスに立たされるようなものです。

暴落に対する免疫がないのでそういう事態に陥ったときに慌てて売ってしまったりなどの大失敗をしてしまいます。

投資を使わずに目標金額を貯め、リタイア後に投資をしたいという場合は少しずつ投資していくことをおすすめします。

暴落しても冷静さを失わない(なくなっても痛くないと思える)金額ずつ投資していきましょう。

ちなみに暴落は10年に1回以上はくると言われているので必ずくるものだと認識し、来た時はどうするのか(事業所得から得たお金で買い増す、引き出す額を下げるなど)というのは常に考えておきましょう。

稼ぐスキルを身につける

こちらも必須ではないですが、あった方がよいです。

リタイアに重要なのは貯蓄率という話をしました。

貯蓄率とは収入に占める支出の割合でしたね。

ということは支出が同じなら収入が高い方が貯蓄率は高くなります。

例えば、支出が300万円のAくんとBくん、年収は個人事業主として副業をしているAくんが1200万円、給与所得のみのBくんは600万円だとします。

この場合貯蓄率はそれぞれAくん75%、Bくん50%となりAくんの方が6、7年くらい早くリタイアできます。

副業で年収を上げることによって6、7年も早くリタイアできるのです。

これを聞いて「個人の副業でそんな稼げないよ」と思うかもしれません。

たしかに個人の副業で600万円は厳しいかもしれません。

しかし、「個人で稼げるようになること」はリタイア年数を早めるよりも重要な恩恵があります。

それはリタイア後の安定感です。

「俺は働きたくないからリタイアするのにリタイアした後も働けっていうのか」と言うかもしれませんが、あなたが働きたくない理由は恐らく「仕事が嫌いなだけ」ということではないはずです。

例えば、職場の煩わしい人間関係だったり、通勤の満員電車、くだらない社則など仕事うんぬんというより「働き方」が嫌なのではないでしょうか?

自分が好きなこと、興味があることでお金を稼げて、満員電車も乗らなくていい、仕事仲間も自分で選べる、ルールも決められるとなったら働くのは嫌じゃないはずです。

そのためには個人で稼ぐスキルや知識、仕組みが必要なのです。

ちなみに月1万円稼ぐだけでも状況はかなり変わります。

同じ金額を資産所得から得ようと思うと300万円は必要なので副業で月1万円稼ぐことは資産を300万円貯めることと同義です。

つまり、月1万円稼げるスキルを持っていればリタイアのために必要な資産が300万円分減るということです。

稼ぐ力を持っていればリタイアまでの期間も早くなるし、リタイア後も安定するという攻撃力も防御力も高められるということです。

まとめ

ということでここまでをまとめると以下のとおりです。

リタイアするために必要なことは4つ

無駄な支出をなくし、年間支出の25倍を貯めて、投資を行い、稼ぐスキルを身に付ける

これらを行うことでリタイアは確実に近づきます。

とはいえ、「年間支出の25倍貯めるなんて無理、そんな時間かけられない」という人もいると思います。

そんなあなたには『セミリタイア』がおすすめです。

簡単に言うと、生活費の半分は資産所得で賄い、残りを少しの労働で補うという暮らし方です。

例えば、あなたの年間生活費が300万で資産が3000万円あるとします。

資産所得は年間120万程度は見込めるので、残りの180万円、月15万円を労働で補うという感じです。

これなら、なんだかイケそうな気がしないですか?(笑)

月15万円だとまあまあ働かなきゃなので、支出を抑えるか資産をもう少し貯めるかしたほうが良いですが。

あるいは人的資本を高めて、自分が働きやすい働き方で稼ぐかですね。

ちなみにお金の勉強をすれば、支出を抑えられるようになるし、それを発信して稼げるようにもなるのでかなりFIREに近づきます(笑)

発信までしなくてもお金の勉強をしておくことは間違いなく最高の投資の1つです。

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ということでFIREを達成するためにすべきことを解説していきました。

最後におすすめの本を紹介して終わります。

FIRE業界では有名な本ですね。

この本の著者は夫婦ともに高所得&倹約&長期投資という再現性の高い方法でFIREを達成しました。

「FXで1発当てて」とか「起業で成功して」など一般人が真似しにくい方法はとっていません。

これを言うと、「高所得はまねできないだろ」というかもしれませんが、この著者もめちゃくちゃ高年収というわけではないです。

夫婦合わせても1500万円ほどです(十分高いですがw)

しかし、だからといって「俺はそんな年収高くないから」と諦めるか「まねできる部分はあるはずだ」と行動するかで未来は決まります。

後者の行動した人は仮にリタイアを達成できなくとも、お金の心配はなくなるでしょう。

お金の心配は放っておくと永遠に付きまといます。

なぜなら、収入と支出を変えない限り状況は変わらないからです。

文中でも言ったように穴の開いたバケツに水を入れても永遠に溜まりません。

FIREを目指すことはFIREを達成できなかったとしても無駄にはならないということですね。

なんにせよ、行動しましょう。

そうすれば今よりちょっといい景色が待ってるかもしれませんよ^^

ということで今回は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました^^