今回は配当金生活を達成するためにはいくら必要かという話と達成のために何をすればいいか解説をします。
「配当金暮らしをしたいけど具体的にいくら必要か知りたい」
「配当金生活を送るためには具体的に何をすればいいの?」
こういった疑問や悩みを解決していきますのでよかったらご覧ください。
・お金の勉強が好きで毎日読書やYouTubeで学んでます
・簿記3級、FP3級を取得するため勉強中
・2030年までのセミリタイアを目指す
・2021年現在の資産は100万円ほど
・2020年に住宅を購入
配当金生活にはいくら必要?
配当金暮らしをするのに必要な金額は、結論から言ってしまうと「人による」です。
よく「1億円必要」とか「8000万円必要」とか見ますがこの金額はあなたにとって必ずしも必要な金額とは言えません。
なぜなら、これは一般的な支出を元に算出しているため、あなたがこれに当てはまるとは限らないからです。
例えば、年間の支出が400万円だったら1億円程度必要でしょう。
しかし、あなたの支出が400万円とは限らないわけです。
なので、ここでは支出をベースに配当金生活に必要な金額を算出していくやり方を紹介します。
結論である計算式から言うと、以下のとおりです。
年間支出×(100÷配当利回り)=必要な金額
例えば、年間支出が300万円、配当利回りが4%だったら
300万×(100÷4)=7500万円
となります。
これなら、あなたの生活費を全て配当金で賄えるので配当金生活の完成というわけです。
ちなみに、配当利回りは税引き後で計算してください。
配当金は20%ほど税金で持ってかれるので、税引き前の配当額で計算してしまうと計算が狂います。
ここから配当金生活を達成するための具体的にやるべきことを解説します。
配当金生活のためにやるべき3つのこと
配当金生活のために必要なことは大きく3つです。
①支出を把握し、最適化する
②投資できるお金を増やす
③高配当株や高配当ETFに投資する
この3つを行うことで配当金生活に確実に近づきます。
1つずつ見ていきましょう。
①支出を把握し、最適化する
最も重要なのがこの「支出の見直し」です。
「俺は配当金暮らしがしたいんだよ、早く銘柄とか投資法を教えてくれ」
そう思うかもしれませんが、ここが本当に重要なのでもう少しお付き合いください(笑)
先述したように配当金生活を送るには「あなたの支出に対して必要な金額が変わる」のです。
ということは支出が少なければ少ないほど必要な金額は少なくなります。
例えば、税引き後の配当利回り3%で運用すると想定した場合を考えてみましょう。
A君の年間支出が400万円、B君の年間支出が200万円だとします。
この場合、この二人が配当金生活を送るのに必要な額はA君は1億2000万円、B君は6000万円となります。
このように支出を抑えることは配当金生活という目標をぐっと近づけることになります。
また、支出を抑えることで投資に回せる額も大きくなるので防御力だけでなく攻撃力も上がるというわけです。
ドラクエでいう「やいばのよろい」を装備するようなものだね(笑)
支出を抑えることはお金を増やすことに思っているより効果を発揮するのでしっかり抑えておくべきポイントです。
とはいえ、修行僧のような暮らしをするのは続かないので大きな支出から見直そうというわけです。
支出を見直す具体的な方法についてはこちらをどうぞ。
②投資に回すお金を増やす
支出を見直したら投資に回すお金を増やすためにお金をより稼ぐことを考えましょう。
「働きたくないから配当金暮らしをしたいのに働けというのか」
そう思うかもしれません。
ぶっちゃけ、この「稼ぐ」という部分は必須ではありません。
平均的な収入でも先述した「支出の最適化」をすればそれなりに投資にお金を回せるようになります。
しかし、それだけだとどうしてもスピード感が出ません。
配当金生活をしようと思ったら何千万円というお金が必要になります。
例えば、年間100万円しか投資できないとしたらあなたの支出にもよりますが20〜30年はかかってしまうでしょう。
元手が少ないので、配当金を再投資し複利の効果を得たとしてもこのくらいはかかるでしょう。
30歳からはじめたとしたら配当金で暮らしていけるだけの資産が貯まるころにはもう定年間際です。
そうなると配当金生活を謳歌しようにも老いでそんなこと言えなくなってきます。
それでも年金だけで暮らしていくよりはずっとゆとりある老後を過ごせますが^^
なので、支出を抑えつつ副業や転職等を駆使して年収を上げて、より早く配当金生活を完成させましょう。
また、今は上手くやれば自分の好きなこと・得意なことを副業にして稼げる時代です。
YouTube、ブログ、ネットショップなどで本気で稼ごうと思えば年収を100万円増やすことは誰でも可能です。
「たった100万円ぽっちかい」と思うかもしれませんが、自分で稼いだ100万円にはそれ以上の価値があります。
なぜなら、仕事を辞めても好きなことで稼げるようになるからです。
仕事を辞めても好きなことで稼げるというのは暮らしていくために必要な配当金が少なくて済むということです。
例えば、あなたが好きな副業で月5万円稼いでるとしましょう。
月5万円=年60万円を配当利回り3%で得ようとすると2000万円必要になります。
つまり、自分の好きなことで月5万円稼げているなら必要な投資額はなにもない状態より2000万円少なくて済みます。
こう考えると自分の力で稼げるようになることは配当金生活をぐっと近づけてくれることがわかるね!
「それって配当金生活って言わないんじゃ」と思うかもしれませんが、あなたが仕事を辞めたい理由はなんでしょうか?
おそらくは、職場の人間関係や通勤の満員電車、頑張っても給料が上がらない給与体系など、仕事そのものより『働き方』の部分じゃないでしょうか?
人間関係を自由に選べて、好きな時に家で働けて、頑張った分だけ成果が出て、やりがいも十分。
こんな仕事なら続けたくないですか?(笑)
これは『サイドFIRE』とか『セミリタイア』と言われる生き方で、生活費の半分を資産所得から、もう半分を少しの労働から得るという生き方です。
また、副業で身につけたスキルがあれば、株の暴落時も復職しやすいです。
なので副業には配当金生活を安定をさせる効果・配当金が少なくても済む効果があるのです。
ここで気をつけたいのが、バイトなど人から与えられるような仕事ではこの効果が薄いということです。
バイトで身につくスキルなんてたかが知れているし、嫌な人間関係とかもあることはあるのであまりおすすめしません。
仕事を辞める以上は自由に働きたいですよね。
「どうしても自分で事業を立ち上げるのはちょっと…」という場合はバイトでもいいのですが、基本的には自分が事業主になることを考えたほうがより自由度の高い暮らしができます。
③高配当株や高配当ETFに投資
支出を抑えたら、できる限り多くのお金を高配当株や高配当ETFに投資しましょう。
この時の注意点は2つです。
①は緊急時のお金は取っておこうねっていう話です。
要は病気や事故などで急にまとまったお金が必要になったり働けなくなったりした時のつなぎです。
生活防衛資金は会社員なら6か月分の生活費、自営業なら1年分の生活費を確保しておくのが望ましいと言われているよ!
この生活防衛資金は銀行預金など、すぐおろせる形で確保しておきましょう。
②の業績不振な企業に投資しないようにするのも重要です。
高配当を出す企業の中には業績が良くないのに株主を集めるためだけに配当を多くしている企業もあります。
こういうことをしている会社は伸びないのでいずれ配当を出せなくなったり倒産したりします。
一般的に罠銘柄と言われるものですね。
これらに投資してしまわないようしっかり分析しましょう。
「分析なんてできないよ」
という方には米国高配当ETFがおすすめです。
なぜなら、これに投資するだけでプロが勝手に分析して、多くの企業に分散して運用してくれるからです。
そして、アメリカの企業は日本と比べて株主に還元しようという姿勢が強いです。
このことから見ても米国高配当ETFは配当金生活を目指す人におすすめできる投資です。
気になる方はこちらで解説してるのでご覧ください。
まとめ:配当金生活をするために
今回の記事をまとめると以下のとおりです。
配当金生活に必要な金額は
年間支出×(100÷配当利回り)
配当金生活を実現するためには支出を見直し、稼ぎを増やし、できる限り多くのお金を投資に回す。
おすすめの投資先は米国高配当ETF
完全なる配当金生活を実現しようとするとかなり多くのお金が必要です。
なので、個人的には配当金+少しの労働で暮らしていく『セミリタイア』をおすすめします。
例えば、年間支出が300万円なら配当金から150万円、バイトや事業で150万円というようにします。
こうすると必要な資産額は配当利回り3%なら5000万円で済みます。
労働も時給2000円の仕事だとすると、月12万円ちょい稼げばいいので、1日3時間を20日間で稼げます。
「時給2000円って高くね?」
と思うかもしれませんが、Uber Eatsなどでは上手くやればそれくらいいくみたいです。
(やったことないので、又聞きで恐縮ですが)
20日は多いと思うなら「6時間を10日」にするなどその辺は好みで決めればいいでしょう。
いずれにせよ、配当金がある状態というのは必要な労働時間を少なくしてくれるよ!
「贅沢して暮らしたい」という人は今やっている仕事を続けながら配当金で贅沢な暮らしをすればいいでしょう。
しかし、「贅沢よりも自由がほしい」という方はぜひ支出を見直し、好きなことで稼ぐ力を身につけ、高配当投資をやりましょう。
ということで今回の話は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました^ ^