こんにちは。まろと言います。
今回は米国高配当ETFである『SPYD』はどんな人におすすめかということを解説します。
「米国ETFに投資したいけどSPYDってどうなん?」
「配当金生活にSPYDは向いてる?」
という疑問をお持ちの方は最後までご覧ください。
「SPYDはこんな人におすすめ」という話をしていくのであなたがSPYDに投資するかどうかの判断材料にしてください。
・筋トレやお金の勉強が好きで毎日読書やYouTubeで学んでます
・簿記3級、FP3級を取得するため勉強中
・2030年までのセミリタイアを目指す
・2021年現在の資産は100万円ほどです
・2020年に住宅を購入
米国高配当ETFってなに?
「そもそも米国高配当ETFってなんなのよ」
という方にざっくり説明します。
まず、『ETF』とは簡単に言うと複数の株や債券を集めて運用しているファンドのことです。
少し乱暴に言えば、居酒屋で単品でおかずを頼むのではなく、定食を頼むようなものです。
「いろんな品目食べたいけど一個一個選ぶのはめんどくさい」という人は定食の中からハンバーグ定食やトンカツ定食を選びます。
ETFはこれを株や債券でやっています。
米国高配当ETFはアメリカの高配当の株を集めたETFで、その中でもETFはいくつかあります。
トンカツの定食でもカツとじか味噌カツかみたいな話ですね(笑)
ざっくりこんなイメージを持ってもらえればいいかと思います。
もう少し詳しく知りたい方、他の米国高配当ETFについて知りたい方はこちらをどうぞ。
SPYDってどんなETF?
SPYDがどんな人に向いているかを解説する前にSPYDについて知っておきましょう。
『SPYD』はステートストリート社が運用しているETFで「S&P500のうち高配当の株」で構成されています。
S&P500はアメリカの代表的な銘柄500社からなる経済指数で、「最強指数」とも言われたりするインデックスだよ!
「ステートストリート」はバンガードやブラックロックと並ぶ世界3大資産運用会社です。
ちなみにこの3社だけで運用している資産額は1000兆円を超えるそうです。(もはや意味不明ですね笑)
2021年6月現在のSPYDの情報は以下のとおりです。
純資産総額:約4600億円
配当利回り:4.75%(税引き前)
経費率:0.07%
組入銘柄数:77
業種別構成比率の上位3
金融:23.13% 不動産19:96% エネルギー:13.95%
といった感じです。
さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
https://www.ssga.com/jp/ja/individual/etfs/funds/spdr-portfolio-sp-500-high-dividend-etf-spyd
80銘柄近く分散されていて配当利回り4.75%はアツいですね(笑)
経費率が0.07%と激安なのもありがたいです。
日本の銀行窓口で売っているぼったくり投資ファンドは経費率1%なんてザラです。
経費率1%ということは100万円運用していたら年間1万円持っていかれます。
「たった1万円」と思うかもしれませんが、SPYDだったら700円で済むのです。
資産が増えるほど「1%の差」が大きくなるよ!
投資に関しては手数料は安ければ安いほど勝ちやすいのです。
また、SPYDは景気に左右されやすいセクター(業種)の比率が高めです。(金融、不動産など)
つまり、コロナショックなどの〇〇ショック時には価格が大きく下落するということですね。
これらを踏まえてどんな人にSPYDが向いているかという解説をしていきます。
SPYDはこんな人におすすめ
SPYDはこんな考えの人におすすめです。
・高い配当利回りが欲しい
・分散してリスクを抑えたい
・値動きに動じない
1つずつ見ていきます。
高い配当利回りがほしい
1つ目は高い配当利回りがほしい人です。
先述したとおり、SPYDの配当利回りは他のETFと比べて高配当です。
同じ米国高配当ETFであるHDV(3.60%)、VYM(2.81%)と比較しても4.75%はかなり高い部類です。
この高配当がSPYDの魅力の最たる部分ですね。
分散してリスクを抑えたい
SPYDは『77銘柄』に分散されています。
これは自分でやろうと思ってもなかなかできるものではありません。
1銘柄1万円と安く見積もっても77万円必要になります。
投資を始めたての人がいきなり突っ込むには額が大き過ぎるし、どの銘柄に分散していいかわからないですよね。
『SPYD』なら2021年現在4000円程度で77銘柄に分散してくれるから安心だね!
値動きは気にならない
SPYDは景気敏感株が多いETFなので他の高配当ETFと比べると値動きが激しい傾向にあります。
しかし、腐っても『S&P500』に入っている銘柄達なので長期的に見れば右肩上がりになります。
コロナショックでも一時半値近くまで落ちましたが、現在ではコロナ前の水準を超えていて、やはり長期的に見れば伸びていくことが予想できます。
とはいえ、値動きが激しくて心理的にきついという方は値下がりに耐えられず売ってしまう可能性を考慮すると他のVYMやHDVなど底堅い高配当ETFの方が無難でしょう。
しかし、何度も言うようにSPYDはS&P500の中の高配当銘柄を集めたものなので長期的に見れば右肩上がりになります。
また、資産が増えてきて大金を運用する前に値動きに慣れておくという意味でも経験として持っておくのは悪いことではないかと思います^ ^
まとめ:SPYDは配当金生活を送りたい人におすすめできるか
今回の解説をまとめると以下のとおりです。
SPYDをおすすめできるのはこんな人
・高い配当利回りが欲しい
・分散してリスクを抑えたい
・激しい下落があっても売らずに耐えることができる(※長期的に見れば右肩上がり)
逆にSPYDをおすすめできないのは、配当利回りは低くていいから値動きが少ない方が安心できていい、自分で単一銘柄を組み合わせてポートフォリオを組みたい、などの人にはSPYDはおすすめできません。
投資で重要なのは自分の目的に合った投資をすることです。
例えば、投資をする目的が1年で資産を倍にしたいという目的であれば高配当ETFは向いていません。
高配当ETFで見込める総利回りはせいぜい年間5〜10%程度です。
1年で5〜10%しか増えないので倍にするのはほぼ不可能です。
1年で倍にしたいと思ったらFXでガンガンレバレッジをかけて運用したりなど相応のリスクを取らなければなりません。(レバレッジとは簡単に言えば借金をして元手を増やすことです)
投資の世界では「リスクとリターンは表裏一体」ってことだね!
もし、「ノーリスクで年利10%で運用できる投資がある」こんな勧誘があったらほぼ間違いなく詐欺かぼったくり投資なので気をつけましょう。
投資でも事業でもなんでもそうですが大事なのは「致命的な失敗をしないようにしつつ適切なリスクをとりリターンを得ること」です。
致命的な失敗とは「多額な借金を背負ってしまう」とか「法に触れて刑務所行きになる」などです。
一度そうなってしまうと逆転するのが非常に困難になってしまうような失敗は避けましょうということです。
そうならないためにも正しい知識を身に付けていきましょう。
ということで今回の話は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました^ ^