こんにちは。まろです。
今回はホームジムの床の補強にかかる費用と詳しい補強のやり方についてです。
「ホームジムを作りたいけど床の補強にいくらかかるのか知りたい」
「ホームジムで床が抜けないか心配」
「ホームジムの床の補強のやり方を知りたい」
という方はこの記事をご覧いただければ解決します。
記事の途中に僕が実際使っている床の補強材も紹介していますのでよかったら活用してください^ ^
・筋トレ歴もうすぐ10年
・ベンチプレスMAX120kg
・自重懸垂20回以上
・筋トレや資産形成の勉強が好きで毎日読書やYouTubeで学んでます
・2020年ホームジム設立
「床の補強にいくら必要か」はホームジムの規模による
結論から言うと「床の補強にいくらかかるか」はあなたがどの程度のホームジムを目指すかによります。
例えば、ベンチプレスやデッドリフトなどBIG3をがっつりやりたいという人とダンベルのトレーニングのみでいいという人では必要な補強は変わります。
ダンベルを置くだけなのにガチガチに補強するのは、子どもが幼稚園児のうちから小学校・中学・高校・大学までの全てのプランを決めてしまうようなものです。
子供は大学に行かずに就職したがるかもしれないし、違う高校に行きたがるかもしれません。
これと同じでまだ「BIG3をやる」と決めてないのに「いずれやるかもしれないからとりあえず補強しとくか」では労力もお金も無駄になりかねません。
やることを明確にした上で補強するようにしましょう。
そして、かかる費用の範囲は2000円〜100000円程度と幅広いです。
ダンベルを置くだけのホームジムに10万円の補強は必要ありません。
ちなみに僕はBIG3をがっつりやるのですが70000円くらいかかりました。(高い、、)
ホームジムのレベルごとの床の補強方法と必要な費用
ホームジムのレベルごとに必要な床の補強と費用は下記のとおりです。
・「ダンベルのみのホームジム」なら床の補強は不要
・「ダンベル+ベンチ」なら2000〜3000円前後のジョイントマットorカーペットを敷こう
・「バーベルでベンチプレスやスクワットをやる」なら30000円前後でジョイントマット+合板+カーペットがおすすめ
・「バーベルで床引きデッドリフトをやる」なら50000円はかかるがジョイントマット+合板+ゴムチップマットがおすすめ
レベルに応じてこのくらいの予算が必要になってきます。
レベル1.「ダンベルのみ」なら補強は必要なし
レベル1の「ダンベルのみのホームジム」の場合は床の補強は必要ありません。
50kgのダンベルを2つ持ってダンベルカールをするとなれば少し話は変わってきますが、まあ常識の範囲内でいきます(笑)
基本的にダンベルのみを使ってトレーニングする程度であればよほどの高重量でない限り補強は必要ありません。
ダンベルだけだとかなり種目が限られますからね。
例えば、ダンベルベンチプレスなら片手50kgずつでやる人はたまにいますが、ダンベルカールで片手50kgずつでやる人は見たことありません。
ダンベルベンチプレスをやるには当然ベンチが必要ですからね。
なので、ダンベルだけなら床が剝き出しでも問題ないです。
「床を傷つけてしまうのが心配」という場合は100円ショップとかでバスタオルでも買ってその上にダンベルを置くようにすると傷がつかないから安心だよ!
レベル2.「ダンベル+ベンチ」なら2000円〜3000円前後のジョイントマットorカーペットを敷こう
レベル2の「ダンベル+ベンチがあるホームジム」なら2000〜3000円くらいのジョイントマットもしくはカーペットを敷きましょう。
ベンチは動かすときに床を引っかきやすいし、ダンベルフライなどをやったあとはわりと雑にダンベルを置いてしまうからです。
床に傷をつけてしまうと賃貸であれば修繕費用を取られかねないし、持ち家でも直そうと思うと修繕費がかかり3000円以上の損をします。
フローリングなんて意外とすぐ割れますからね(笑)
ここはケチるとこじゃないからしっかり養生しておくことをおすすめするよ!
ちなみに僕はこのジョイントマットで養生しています。
ジムによってはカーペットを敷いているところもあるのでそっちの方が馴染みがあるならカーペットでもいいでしょう。
また、ダンベルやベンチだけでなくチンニングスタンドやディップススタンド等、体重を預けるような器具を導入する際もこれらのマットで養生しましょう。
ダンベルとベンチのみで鍛え抜くシリーズはこちらをどうぞ。
レベル3.「バーベルでベンチプレスやスクワットをやる」なら30000円前後の三層構造がおすすめ
レベル3は「バーベルでベンチプレスやスクワットをやるホームジム」なら20000円前後かかりますが三層構造がおすすめです。
三層構造は下から順にジョイントマット+合板+カーペットです。
合板とは何枚かのベニヤ板(木の板)を積み重ねて接着剤でくっつけたものです。
三層構造のそれぞれの層の役割は下記のとおりです。
床に傷がつくのを防ぐためにジョイントマット
床への負荷が局所にかからないように分散するために合板
合板剥き出しだと滑ったり割れたりするのでカーペットで養生
という感じです。
ジョイントマットとカーペットは上で紹介したものでいいでしょう。
合板は僕は「構造用合板」という建築に使用される合板を使っています。
大きさは1820mm×910mmのものを2枚購入して正方形にしています。
厚さは色々調べたんですが21mm以上はあった方がいいということなので21mmのものを買いました。
これ2つで20000円程度+ジョイントマット+カーペットで30000円前後になります。
レベル4.「バーベルで床引きデッドリフトをやる」なら50000円はかかるが三層構造がおすすめ
レベル4の「バーベルで床引きデッドリフトをやるホームジム」なら50000円前後の三層構造がおすすめです。(ちなみに僕のホームジムはこれです)
ジョイントマット+合板までは同じで、一番上をゴムチップマットにするのがおすすめです。
というのも床引きデッドリフトの場合は重りをおろすときにかなりの衝撃荷重がかかるのでジョイントマット+合板+カーペットだと負荷を逃しきれません。
一番上をゴムチップマットにすることで、ゴムの弾性力で負荷を吸収してくれるので床への衝撃は和らぎ、凹み防止になります。
また、ゴムチップマットの方が防音にも優れているのである程度騒音対策にもなります。
難点はゴムチップマットは値段が高いということです。
50cm×50cmのマットが1枚で3000円弱します。
合板2枚のサイズは1820mm×1820mmなので16枚必要です。
そうなるとゴムチップマットだけで5万円近くしてしまいます。
もちろん薄いものを選べば安くなるんですが、安全性に不安が残ります。
安心代を払うと思って、それなりのものを買った方が集中してトレーニングできるかなというのが僕の考えです。
ちなみに僕が使っているのはこのゴムチップマットです。
ジムっぽいデザインが気に入ったのと厚みが十分あるので防音や衝撃吸収の役割をしっかり果たしてくれます。
また、カッターで切ることができるのでサイズ調整もできます。(切るのはけっこう大変でしたがw)
※レベル2以上で「床の補強なし」はおすすめしません
ここまで床の補強の方法や費用について解説してきました。
「お金もったいないから補強なしでホームジム作っちゃおう」という人もいるかもしれませんが、それはおすすめしません。
というのも補強なしで高重量のスクワットなどをすると下手したら床が抜けます。
住宅の床の耐荷重というのは1平米あたり180kgと建築基準法で決められています。
つまり、床の補強なしで、体重60kgの人が120kgのスクワットなどをすると床が抜ける恐れがあるということです。
しかし、今回紹介したような補強であれば1.8の2乗で3.24平米ほどに分散されるので単純計算で耐荷重は500kg以上にはなります。
この重さは余程のことがないと超えないでしょう。
床引きデッドリフトの衝撃荷重でも耐えてくれるはずです。
なので床の補強は手を抜くことなくやりましょう。
まとめ:床の補強は手を抜かずに安全にトレーニングしよう
今回の記事をまとめると以下のとおりです。
ホームジムのレベルごとの予算と補強方法
レベル1「ダンベルのみのホームジム」補強は不要
レベル2「ダンベル+ベンチ」3000円程度のジョイントマット
レベル3「バーベルでベンチプレスやスクワット」20000円前後でジョイントマット+合板+カーペットの三層構造
レベル4「バーベルで床引きデッドリフト」50000円はかかるがジョイントマット+合板+ゴムチップマットの三層構造
レベル2以上は床の耐荷重を超える恐れがあるので補強は必須
ということでした。
BIG3をやろうと思ったら安全にトレーニングするために床の補強は絶対必要です。
床が抜けるというのは命に関わる事象なのでケチるとこじゃありません。
厳しいことを言うかもしれませんが、この程度の費用が出せないならBIG3をやるようなホームジムを作るのは諦めた方がいいでしょう。
あなたがマンションなどの上階に住んでいる場合、もし床が抜けるとあなただけではなく下階に住んでいる人の命まで脅かされます。
もし、どちらも亡くなった場合、被害者遺族から責任を追及されるのはあなたの家族です。
少し話が飛躍しましたが、ありえない話じゃないのでBIG3をやる場合は床の補強は確実にやりましょう。
ということで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました^ ^
5年以上のトレーニング歴で僕が学んだことを元に作成した「筋トレ初心者向けトレーニングプログラム」、科学的根拠を元に「バルクアップのみならず美容と健康にも良いおすすめの食材やレシピ」などをnoteにて公開しています。
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